みなさんこんにちは。前回はコスト削減がどういうものなのか、どんな施策があるのか説明しましたね。(https://yarikuri.co.jp/business-efficiency-4/)
今回はそのコスト削減に関する「やってはいけないこと」について紹介していきたいと思います。
NG例①商品・サービスのクオリティ低下
安い原材料や素材を使ったり、人員削減によって本来必要な工程を省く、などのコスト削減は商品・サービスの質を低下させます。また消費者や顧客離れを招き、売上の低下にもつながりかねません。
NG例②社員のやる気ダウン
無理な人員削減によって業務量や残業が増えたり、残業代が出ない、福利厚生がカットされる、などの従業員のモチベーション低下に直接つながるコスト削減はNGです。モチベーション低下はゆくゆくは生産性の低下にもつながります。

NG例③売上低下につながる
しっかりとした理由もなく広告費や販売促進費、営業マンの人件費などをカットするのもNGです。企業の売上を生んでいるのはそれらの費用だからです。このような部分をカットしてしまうと、口コミによる集客が見込めなくなったり、営業のコネクションを失うなどして間接的に売上を低下させてしまうかもしれません。

NG例④信頼を失う
企業にとってもっとも重要なものは、「顧客からの信頼」といっても過言ではないでしょう。ただその信頼は、その企業が抱える人材によるものかもしれませんし、商品・サービスの質によるものかもしれませんし、あるいはよく目にする看板や広告によるものかもしれません。自社の信用がどこから得られているのかを知り、その部分には引き続きコストをかけていくべきでしょう。

NG例⑤理由が不明瞭
このコスト削減をなぜ行っているのか、行った結果どのような成果が得られるのか、をしっかりと説明できないような場合、そのコスト削減は中止するべきです。ほかの企業で良い結果が出たからといって、それが必ずしも自分の会社に当てはまるわけではありません。理由と目的を明確に設定しなければ、そのコスト削減はマイナスの効果をも生み出してしまうかもしれません。
まとめ
コスト削減に正解はありません。それぞれの会社にあったやり方を、試行錯誤を繰り返しながら見つけていかなければなりません。社員のモチベーション維持や顧客からの信頼を大切にしながら、コスト削減はあくまで売上をアップさせるためだという認識で取り組んでいきましょう。
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